昨日観た映画 

 『ペイルライダー』
 『ヴェラクルス』
 『ミスティック・リバー
 『アレクサンドル・ネフスキー



 暇なんですね



 『ミスティック・リバー』をようやく観たわけですが
 イーストウッドという人はどうも北野武と芸風が似ているような




 それで 『あの夏、いちばん静かな海。』も観たことがなく
 北野武の熱心な観客ではない私としては 北野武と同じように
 イーストウッドが世間で評価されているのが いまいちわからない



 わかるのは よく物(多くの場合、ダイナマイトである)を投げる人である
 ということだけ しかし その投げる様がどうも棒立ちで いけない



 歩くことと 立つことしか出来ない人だったのではないか



 ジョン・ウェインがどうだったかわからないが やっぱりもうちょっと
 やれたのではないだろうか



 とにかく イーストウッドの映画は不思議と静止しているような印象が
 あって この点 例えばドライヤーの諸作品がちゃんと「動いている」こと
 を考えると 映画として少し疑問に思う
 (『ゲアトルーズ』のような 遅々とした俳優の所作には 少しも止まっている
 印象はないのである)
 悪くすると 出来の悪いミュージククリップとか『キャシャーン
 のようにもなりかねない(もちろん そんなこともない)
 それはポスターのように「さまになっている」ということなの
 だろうが そういうのも また 映画ということなのだろう



 とはいえ イーストウッドは観始めたばかりなので 本当は少しも偉そうなこと
 を言えないはずなのである
 ちなみに『荒野のストレンジャー』は良かった 『真昼の死闘』も別に悪くなかった
 あとはせめて 『荒野の用心棒』を観ておかなくては



 しかし 『用心棒』 も観ていないのである